SSRIの抗コリン性副作用について解説。日本版抗コリン薬リスクスケール(2024年版)に基づき、パロキセチンがスコア2で他のSSRI(スコア1)より高リスクな理由と、高齢者での注意点を詳しく説明します。
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📧 内容についてお問い合わせ口渇、排尿障害など抗コリン性の副作用に最も注意が必要なSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)はどれでしょうか?
4つの選択肢の中から、正しいものを1つ選んでください。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、シナプス前神経終末におけるセロトニンの再取り込みを選択的に阻害することで、シナプス間隙のセロトニン濃度を上昇させ、抗うつ作用および抗不安作用を発揮します。
うつ病・うつ状態:1日1回夕食後、10〜20mgより開始し、1週ごとに10mg/日ずつ増量。維持量として1日20〜40mg。最大40mg/日。
パニック障害:1日1回夕食後、10mgより開始。維持量として1日30mg。最大30mg/日。
うつ病・うつ状態:1日1回25mgより開始し、1日100mgまで漸増。最大100mg/日。
うつ病・うつ状態:1日1回夕食後、10mg。増量は1週間以上の間隔をあけ、最大20mg/日。
うつ病・うつ状態:1日50mgを初期用量とし、1日150mgまで増量。1日2回に分服。
高齢者では肝・腎機能が低下していることが多く、また複数の薬剤を服用していることが多いため、少量から開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。特に抗コリン作用による副作用(口渇、便秘、排尿困難、認知機能低下等)に注意が必要。
他のセロトニン作用薬(トリプタン系薬剤、トラマドール等)との併用により、セロトニン症候群(興奮、ミオクローヌス、発汗、振戦、頻脈等)があらわれることがある。異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
特にパロキセチンは半減期が短く、急な中止により離脱症状(めまい、知覚障害、睡眠障害、不安、焦燥、悪心等)があらわれることがある。投与を中止する場合は徐々に減量する。
SSRIは血小板凝集能を低下させるため、出血傾向が増強するおそれがある。特に抗凝固薬、抗血小板薬、NSAIDsとの併用時は注意が必要。
代謝が遅延し、血中濃度が上昇するおそれがあるため、減量するなど慎重に投与する。
これらの副作用はパロキセチンで最も生じやすく、他のSSRIでは比較的少ない。
パロキセチンはCYP2D6を強く阻害するため、以下の薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある:
※ 重要な注意事項
本クイズは教育目的で作成されています。実際の診療・調剤には必ず最新の添付文書をご確認ください。
最終確認日:2025/12/16