アミオダロンの重篤な副作用、薬物相互作用、モニタリング要点について、最新のPMDA安全性情報を基に作成された臨床実務クイズです。
クイズの内容に問題がある場合や、改善のご提案がございましたら、お気軽にお知らせください。
📧 内容についてお問い合わせアミオダロン(商品名:アンカロン)投与時に最も重要な副作用モニタリングとして、最優先で実施すべき検査項目はどれか?
【患者背景】
70歳男性、心房細動に対してアミオダロン導入予定。既往歴:甲状腺機能亢進症(治療歴なし)、慢性腎臓病ステージ3。
生命に危険のある下記の不整脈に限定:
⚠️ 重要な適応制限:
Vaughan Williams分類 Class III(主作用)+ 多チャネル遮断:
🔬 薬物動態の特徴:
【導入期】
【維持期】
⚠️ 重要な注意事項:
【絶対禁忌】
【原則禁忌】
🚨 特に注意が必要な場合:
【慎重投与】
【重要な基本的注意】
【重篤な副作用】
副作用 | 発生頻度 | 症状・徴候 |
---|---|---|
間質性肺炎 | 1.0% | 乾性咳嗽、労作時呼吸困難、発熱 |
甲状腺機能異常 | 2-3% | 甲状腺機能亢進症/低下症 |
肝機能障害 | 1-2% | AST・ALT上昇、黄疸 |
QT延長 | 頻繁 | トルサード・ド・ポワント |
【その他の副作用】
🔍 モニタリングのポイント:
【CYP阻害による相互作用】
併用薬 | 相互作用の程度 | 臨床的影響 | 対処法 |
---|---|---|---|
ワルファリン | 強い | INR 2-3倍上昇 | 併用開始時1/2量に減量 |
ジゴキシン | 強い | 血中濃度2倍上昇 | 併用開始時1/2量に減量 |
シクロスポリン | 中等度 | 血中濃度上昇 | 頻回モニタリング |
フェニトイン | 中等度 | 血中濃度上昇 | 血中濃度測定 |
【QT延長薬との併用】
【その他の重要な相互作用】
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※ 重要な注意事項
本クイズは教育目的で作成されています。実際の診療・調剤には必ず最新の添付文書をご確認ください。
最終確認日:2025/6/11